停電からNASを守るためにはバックアップ電源(UPS)が必要

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前回、NASを導入するなら必ずUPSで電源周りの安全確保を!ということでNAS用UPSを紹介しました。

前回の記事が長くなってしまったので、おすすめUPSの紹介までとさせてもらいました。

ということで、今回は我が家で導入しているUPSを紹介します。

記事の概要
  • UPSの仕様
  • 自動シャットダウン機能の設定方法
目次

我が家のUPS

我が家で導入しているUPSはこちら、オムロン BW55Tです。

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BW55Tの仕様

BW55Tの仕様と、比較のために前回紹介したBW40Tの仕様も記載しておきます。

型式BW55TBW40T
定格入力電源単相AC100V単相AC100V
定格入力周波数50/60Hz50/60Hz
コンセント数
(バックアップ/サージのみ)
4 / 04 / 0
容量550VA/340W400VA/250W
運転方式常時商用常時商用
バッテリー出力波形正弦波正弦波
平均転送時間10ms以内10ms以内
ランタイム全負荷:3.6分全負荷:5.4分
バッテリー交換
アラーム音
電源管理
サイズ (mm)90×165×29190×165×291
重さ4.5kg4.5kg
実勢価格18,000円14,800円
BW55Tを購入した理由
  • 日本メーカーという安心感
  • バッテリーのみ交換ができる
  • NAS (TS-251D)の動作確認済み製品だから

オムロンは日本の電機メーカー

オムロンは日本を代表する大手電機メーカーです。

一般的には体重計や体温計などヘルスケア機器などがよく知られていますが、産業用では制御機器・電子機器など様々な装置でオムロン製品が使われています。(オムロン製品を使っていない装置はないと言っても良いくらいでしょう。)

そんなメーカーが製造するUPSなので絶対的な安心感があります。

ただ日本企業を応援したい!という気持ちが大きいのも事実です。

バッテリーのみ交換可能

バッテリーが古くなりUPSとしての機能が果たせなくなったら、バッテリー部分のみを購入・交換することが可能です。

外したバッテリーは無料で引き取ってくれるのも安心です。

※送料は自己負担となります。

また、UPS購入日から3年間はバッテリーの無償提供というサービスもいざというときに助かりますね。

QNAP動作確認済み機種

オムロンの公式サイトには載っていないんですが、QNAPのサイトには”TS-251D”の動作確認済み機種として”BW55T”が掲載されています。

>> QNAP互換性一覧

従って、通常動作はもちろんのことバッテリー駆動時の電源管理機能も問題ありません。

BW40Tでもまず間違いなく正常動作するとは思うのですが、BW55Tが公式の推奨品であったこととNAS以外も接続して少しでもバッテリー駆動時間が長いということで購入しました。

お値段はBW40Tより4,000円ほど高くなります。

BW55Tの使い方

使い方と言っても簡単。

NASのプラグをUPS背面のコンセントに挿して、UPSのプラグを部屋のコンセントに挿すだけです。

唯一あるのはNAS側の電源管理機能の設定です。

※本体背面の左上にNASと接続するためのポートがあります。

電源管理の設定

メーカー動作確認済みの機種とは言え、念の為に運用前に動作チェックを行っておきましょう!

UPSにも専用ソフトが添付されているのですが、基本的にこのソフトはPCにインストールして使用します。

NASの場合は、UPSに同梱されている通信ケーブルを接続すればNAS側がUPSを認識してくれるようになっています。

そしてNAS側でバッテリー駆動時の動作ルールを設定してやればOKです!

バッテリー駆動になったのを検知した後、2パターンの動作を選択することができます。

  1. 停電した場合、サーバーをオフにする
  2. 停電した場合、システムは”自動保護”モードに移行する

1.のサーバーをオフにするというのは、NASをシャットダウンするという動作です。

こちらを選択した場合、設定時間が経過したらNASを自動でシャットダウンさせます。

2.のシステムは”自動保護”モードに移行するというのは、ドライブのマウントを解除して休止状態にする動作になります。

こちらを選択した場合、設定時間が経過したら全ての処理を中断してドライブのマウントが解除され(電源はONのまま)休止状態に移行します。

1.と異なるのは、休止状態に移行しても電源が復旧した場合はドライブが自動で再マウントされて通常動作に復帰してくれるところです。

自動保護モードの注意点

シャットダウン処理や自動保護モードへの移行まで数分(実験では約3分)かかります。

その時間も考慮して”設定時間”を決めてください。

バッテリーを使い切ってしまうほどの設定時間にすると、シャットダウンやモード移行中に電源が遮断される可能性があります。

BW55Tのまとめ

現在、UPSにはNASのほかにnasneを2台接続しています。

nasneとは

テレビにつながるアンテナ線を、nasneを介してつなぐだけでテレビ番組の録画ができます。

その録画したテレビ番組やリアルタイムで放送中の番組をスマホやタブレットで家の中はもちろん、外出先からでも見ることができるんです!※インターネットに接続する必要があります。

アプリを使えば録画番組を持ち出してオフライン環境で見ることができるとんでもないユニットなんです。

nasneはテレビ特化型のNASと考えれば良いのですが、nasneを紹介したら倍以上の文字数になるのでそれはまたの機会に。

nasneも同じ24時間365日稼働する機器なので、精神的な安定剤としてもUPSはなくてはならない存在です!

それでは、良いNAS & nasneライフを!

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