Appleのスマートスピーカー「HomePod mini」をこの度手放すことにしました。
購入時のレビューについては下の記事をご覧ください。
こちらもCHECK
-
-
HomePod miniとecho dotを徹底比較。自分に合う一台を見つけるためには。
続きを見る
こちらもCHECK
-
-
HomePod miniは2台でステレオ再生することを強く勧めます
続きを見る
1万円程度で購入できるスピーカーとしては非常に音も良く、2台接続すればステレオ再生にも対応したスマートスピーカーなんですがなぜ手放すことにしたのか?このあたりを今回ご説明したいと思います。
記事の概要
- HomePod miniはこんなスピーカー
- HomePod miniを手放すことにした3つの理由
- HomePod miniが合う人・合わない人
- 今後のこと
HomePod miniはこんなスピーカー

HomePod miniは2020年11月に発売開始したスマートスピーカーです。
1個でも使えるし、2個接続すればステレオ再生にも対応しています。
音についても、この小さいボディでどうやってここまで太い低域から広域まで延びのある音が出せるんだろうと思います。モノラルでも十分ですしステレオにするとまた一段と音の広がりが増えるのでオススメです。※オススメできない場合もありますので、それはこれから説明します。
HomePod miniとAmazon echo dotの違い。
HomePod miniのモノラル再生とステレオ再生の違い。
HomePod miniを手放すことにした3つの理由

HomePod miniを手放すことにした理由は3つありました。
手放す理由
- スマートスピーカーとしての存在意義
- PCスピーカーとしての使い心地
- iPhoneとの過剰な親和性
それぞれの理由について、誤解を招くことがないよう掘り下げて説明していきます。
決してスピーカーが悪いのではなく、私の使い方と合っていなかっただけです。
私と同じ轍を踏まないためにもこれからHomePod miniを検討している方には一読していただければと思います。
理由1. スマートスピーカーとしての存在意義
HomePod miniはスマートスピーカーなので、音楽を再生させる場合は基本的にはApple MusicというAppleが提供する有料サービスを使います。
我が家ではAmazon Music Unlimitedを契約しているため、さらにApple Musicを契約するのはもったいないと言うかもはや無駄なレベル。
また、スマート機器はあるのですが基本的にリビングのみで私の部屋には無いので、スマート機器制御することもありません。
iPhoneに着信があった場合、HomePod miniを介して通話ができるらしいのですがそのような使い方はしない(そもそも電話もほとんどかかってこない)です。
結局のところ、我が家はAppleのスマートスピーカーが必要な環境ではなかったということです。
ダメだったポイント
Apple Musicに契約しないならHomePod miniの使用頻度はかなり少ないです。


理由2. PCスピーカーとしての使い心地
私がHomePod miniに期待していたのは、スマートスピーカーとしてではなく純粋にPCスピーカーとしての用途だったんです。
無指向性でリスニングポジションに大きく縛られることがなく、それでいてAppleが満を持してリリースしたスピーカーなのでさぞ魅力的な音がするんだろうと考えていました。
先に言っておくと、HomePod miniの音に幻滅したということは一切ありません。ハイレゾ対応ではないものの暖かみと艶のある音はかなり気に入っていたくらいです。
では、何がPCスピーカーとしてダメだったかと言うと、ステレオ再生できる条件が限られていたという部分です。

HomePod miniは1台でモノラル再生、2台接続するとステレオ再生することも可能です。
ただこのステレオ再生というのは、Apple TVやApple Musicなど純正アプリを使用(Air Play出力)した場合のみ可能であって、YouTubeやAmazon Musicなどの非純正アプリを使用した場合はモノラル再生しか対応していません。
左右どちらからモノラル再生するかを選ぶことができるんですが、そんな選択肢は何の意味もありません。
上記はMacと接続した場合の話で、iPhoneと接続した場合はYouTubeもAmazon Musicもステレオ再生が可能です。
ちなみに、Final Cut Proという動画編集アプリを使用しているのですが、FCPはApple純正アプリにもかかわらずステレオ再生には未対応です。
また、FCPで動画編集中も問題が発生していました。
動画編集時は再生したり停止したりを頻繁に行う必要があります。Air Play接続はこのような場合に毎回接続し直しているらしく、再生直後は一瞬無音状態となってしまい編集が非常にやり辛い状態でした。
これは手放す一番の要因と言えるほど非常に大きなフラストレーションでした。
ダメだったポイント
Apple純正アプリ以外ではステレオ再生できなかった。
動画編集にAir Play接続は不向きです。
理由3. iPhoneとの過剰な親和性
上記はMacとの接続時のことであり、iPhoneと接続した場合はほぼステレオ再生ができるようになります。
また、iPhoneで音楽再生中にHomePod mini上にiPhoneをかざすとシームレスにHomePod miniからの出力に切り替わってくれます。
導入当初は嬉しくて、帰宅前にわざわざiPhoneで音楽を再生して、部屋に戻ってHomePod miniに切り替えるといった意味不明な行動を取っていました・・・
この機能自体が悪いわけではないのでしょうが、仕事をしようとチェアに腰を掛けてiPhoneをデスクに置いただけでiPhone がHomePod miniを検知してしまいます。
検知して何が悪いの?と思うかもしれませんが、検知したらiPhone上で通知が表示されてしまうのでiPhoneの操作中だと通知によって操作ができなくなるので非常に邪魔だったんです。

上にかざした時だけ反応してくれれば良いのですが、数十cmの距離に近づいただけで毎度反応していたので地味に大きなストレスに感じるようになりました。
ダメだったポイント
HomePod miniを設置したデスク上にiPhoneを置いた(近づけた)だけで反応してしまいます。
まとめ

一言でまとめれば
HomePod miniは私の用途に合わなかった
ということなんですが、HomePod miniが合う人・合わない人を簡単にまとめておきます。
こんな人にHomePod miniは向かない
- Amazon Music Unlimitedを契約済み
- Apple Musicを契約する気が無い
- PCスピーカーとして使用したい
- メインのスマホはAndroid、PCはWIndows
HomePod miniはこんな人が使うべき
- Apple Musicを契約済み or 契約する予定
- iPhoneと接続してBGM用スピーカーとして使用したい
- 使えなくてもApple信者としての使命を全うしたい
今後のスピーカー環境について
HomePod miniを手放した今、MacBook Airのスピーカーを使用しています。
ただ、もう少し良い音で音楽を聴いたりしたいので新たなスピーカーシステムを検討中です。
条件としては下記の通り。
- USB(Bluetooth)接続対応
- コンパクト
- 予算3~4万円
ワークデスクの奥行きがない(450mm)のでかなりコンパクトなスピーカーでなければ見た目にも悪いので、コンパクトさ重視でUSB接続(できればBluetooth接続も)できるものを探しています。
この件についてはまたご報告したいと思います。
こちらもCHECK
-
-
予算5万円で高音質のPCスピーカー9選 + 安い中華アンプ4選
続きを見る
それでは、良いオーディオライフを!
後日、購入しました!
こちらもCHECK
-
-
「低価格」「高音質」「コンパクト」コスパ最強PCスピーカーシステム
続きを見る