最近、スマートウォッチの普及率が半端ないですね。
特にApple Watchの使用率は高く、スマートウォッチのシェアはApple Watchシリーズが全体の8割にも及ぶと言われています。(調査会社によっては6割とも)
私も以前、Apple Watch Series SEを使用していたんですが、訳あって今は手放してしまいました。
今回は、今までのスマートウォッチ歴の中で最もトータルバランスが良いGarmin(ガーミン) vivoactive 5をご紹介します。
- 42mm径がちょうど良い
- 約11日間の長時間連続稼働
- 視認性抜群のAMOLEDディスプレイ
- 豊富なウェルネス機能
- 常時表示だとバッテリー持ちが悪化する
- 全体的な質感がチープ
- 文字盤やアプリの選択肢が少ない
スマートウォッチのいろいろ
「スマートウォッチのいろいろ」は少し長文なので、vivoactive 5のことを知りたい場合は「Garmin vivoactive 5の紹介」から読んでください。
そもそもスマートウォッチって?
スマートウォッチとは、極端に言えば「小さなコンピュータが搭載された腕時計」のこと。
コンピュータが搭載されているので、メッセージ通知や音楽再生・健康管理、GPSナビゲーションなど今までの腕時計では無理だった様々な機能を使えます。
スマートフォンと接続することで機能が有効になるのが基本ではあるんですが、高級機になるとスマートウォッチ単体で通話できるものもあります。
これら機能は、スマートウォッチに搭載された各種センサーによって差別化が図られています。
従って、多機能・高機能なものは値段が高く(数万円・十数万円~)、機能がシンプルなものは値段が安く(数千円~)なります。
スマートウォッチの種類
一概にスマートウォッチと言っても機能によって値段もピンキリなので、大きく3つに分類してそれぞれおすすめ機種を紹介しますね。
初級(歩数計+通知)
初級は、スマートウォッチとして最低限の機能を持ったものです。
スマートバンドと呼ばれる非常にコンパクトなものもあり、値段も3千円程度からあるのでスマートウォッチを始めて買いたいという人にもおすすめです。
この分類が一番種類が多いんですが、中でもおすすめすは下記の2種。
- Fitbit Inspire 3(12,800円)
- Xiaomi Smart Band 8(5,990円)
上の写真は、私が以前使用していた「Fitbit Inspire 3 」という製品です。
メーカーサイトでは「スマートフォン」ではなく「トラッカー」というジャンルに分類されています。
かなり細めのバンドで、本体はバンド幅とほぼ同じくらいなので一日中装着していても邪魔にならないのが特徴です。
もう一つおすすめする初級スマートウォッチは「Xiaomi Smart Band 8」です。
私が使用していたのはMi スマートバンド 6という2世代前の製品ですが、基本形状は同じで画面サイズアップや血中酸素測定ができるなど性能が向上しているようです。
ちなみに、Fitbit Inspire 3の半分以下の価格ですが、画面はSmart Band 8の方がが大きく視認性が高い点がおすすめポイントですね。
項目 | Fitbit Inspire 3 | Xiaomi Smart Band 8 |
サイズ ※本体のみ | 39.3×18.6×11.7 mm | 48×22.5×10.9 mm |
重量 | 17.7 g | 27 g |
ディスプレイ | カラーAMOLED | カラーAMOLED |
画面サイズ | 0.74インチ? | 1.62インチ |
バッテリー | 10日間 | 16日間 |
常時表示 | 〇 | 〇 |
着信通知 | 〇 | 〇 |
通話 | × | × |
アプリ通知 | 〇 | 〇 |
心拍数 | 〇 | 〇 |
血中酸素 | 〇 | 〇 |
心電図 | × | × |
GPSセンサー | × | × |
ナビゲーション | × | × |
充電ケーブル | 専用 | 専用 |
ソーラー発電 | × | × |
電子決済 | × | × |
転倒検知 | × | × |
防塵防水 | 50m防水 | 50m防水 |
価格 | 12,800円 | 5,990円 |
中級(健康管理+アクテビティ管理)
中級は、初級スマートウォッチに加えて健康管理やアクティビティ管理などの機能が充実したものです。
画面も少し大きくなりGPSも内蔵してトラッキングやナビゲーションといった便利機能もあります。
お値段も一気に上がってしまいますが、中級スマートウォッチのおすすめはこちら。
- Garmin vivoactive 5(39,800円)
- Apple Watch SE(34,800円~)
- Google Pixel Watch 2(51,800円~)
Garmin vivoactive 5は今回のメインなので当然一番におすすめする製品です。
vivoactive 5にしかない凄い機能があるのか?と言われたらそういうわけではありません。
機能は中級クラスとしてごく一般的な内容なんですが、バッテリー持ちが他2機種と比べてずば抜けて長いんです!(興奮してきましたが、詳細は後ほど・・・)
続いておすすめするのはApple Watch SE。
iPhoneを持っているならApple Watch以外にないんじゃ?と思うくらい親和性の高いスマートウォッチです。
バッテリーの持ちはあまり長くはありませんが、画面の見やすさや操作性・機能性の高さはいまだにスマートウォッチ界ナンバーワンだと思います。
あと、Apple Watchは対応アプリやおしゃれな文字盤も多く、バンドの選択肢も多いのが本当に良いですよね。
最後はGoogle Pixel Watch 2です。
Googleがフィットネス向けスマートウォッチの老舗「Fitbit」を買収して作ったのがPixel Watch。Googleアプリとの親和性は言うことないので、Androidスマホ(特にPixel)を使っているユーザーには非常に使いやすい一本ではないでしょうか。
ただ、ライバル機と比べると少々お高いので、機能的にはほぼ同等の1世代前のPixel Watch(25,800円 ※2024年3月現在)の方が満足度は高いかもしれません。
なんと、Pixel Watchは初代も2代目も心電図アプリに対応しています。※特殊な設定方法により日本でも使用できるようです。
項目 | Garmin vivoactive 5 | Apple Watch SE | Google Pixel Wath 2 |
サイズ ※本体のみ | φ42.2×11.1 mm | 40×34×10.7 mm | φ41×12.3 mm |
重さ | 23 g | 26.4 g(27.8 g) | 31 g |
ディスプレイ | カラーAMOLED | カラーAMOLED | カラーAMOLED |
画面サイズ | 1.2インチ | ? | 1.2インチ |
バッテリー | 11日間 | 18時間 | 24時間 |
常時表示 | 〇 | 〇 | 〇 |
着信通知 | 〇 | 〇 | 〇 |
通話 | × | ×(〇) | ×(〇) |
アプリ通知 | 〇 | 〇 | 〇 |
心拍数 | 〇 | 〇 | 〇 |
血中酸素 | 〇 | × | 〇 |
心電図 | × | × | 〇 |
GPSセンサー | 〇 | 〇 | 〇 |
ナビゲーション | × | 〇 | 〇 |
充電ケーブル | 専用 | 専用 | 専用 |
ソーラー発電 | × | × | × |
電子決済 | 〇 | 〇 | 〇 |
転倒検知 | 〇 | 〇 | 〇 |
防塵防水 | 50m防水 | 50m防水 | 50m防水 |
価格 | 39,800円 | 34,800円~ | 51,800円(59,800円) |
上級(フラッグシップモデル)
上級は各メーカーのフラッグシップモデルです。
メーカーごとに力を入れるポイントが異なるため単純に比較できるものではないんですが、ここはGarminとAppleのフラッグシップ2機種を紹介します。
まずは、Garmin fenix 7X Sapphire Dual Power。
まずφ51mmのサイズは私の腕には大きすぎるんですが、その分情報の見やすさは別格です。
ただ、このfenix 7シリーズはApple Watchなどの一般的なスマートウォッチとは目的が全く異なります。
Apple Watchはスマートフォンを腕時計型にギュッと凝縮したようなものですが、このfenix 7は腕時計に搭載されたセンサーをフル活用してその情報を表示するのに特化したようなモデルです。
私の場合はジョギングや自転車などでロギング・ナビゲーションをすることが目的なので大画面・長時間駆動できるこのモデルが最適なんです。このモデル以外に選択肢がないと言ってもいいくらい。
Apple Watch Ultra 2の36時間に対して、fenix 7X SDPは37日間。
バッテリー駆動28日間に加えて盤面のソーラーパネルでさらに9日間を加えた超ロングライフ。これくらいでないと1日フルに行うアクティビティのロギングやナビゲーションには耐えられないんです。
チタンの筐体に大きなフラットディスプレイがめちゃくちゃカッコいいんですよね。
ディスプレイも高精細で大きいので実用性も高く、単体で通話や心電図を測ることもできる全部盛りのスマートウォッチです。
実は機能だけで言えば、Apple Watch Series 9も同じなので、Ultra 2の外観や性能にこだわりがなければ5万円以上安いSeries 9という選択肢もあります。
Series 9もUltra 2は同じセンサーを搭載しているんですが、Apple Watchは本当に健康管理にかなり秀でたスマートウォッチだと思います。(両モデルとも下のセンサーを装備)
- 血中酸素ウェルネスセンサー
- 電気心拍センサー
- 光学心拍センサー
- 皮膚温センサー
項目 | Garmin fenix 7X Sapphire Dual Power | Apple Watch Ultra 2 |
サイズ ※本体のみ | φ51×14.9 mm | 49×44×14.4 mm |
重さ | 61 g | 61.4 g |
ディスプレイ | カラー半透過メモリインピクセル | カラーAMOLED |
画面サイズ | 1.4インチ | 1.93インチ? |
バッテリー | 28 + 9日間 | 36時間 |
常時表示 | 〇 | 〇 |
着信通知 | 〇 | 〇 |
通話 | × | 〇 |
アプリ通知 | 〇 | 〇 |
心拍数 | 〇 | 〇 |
血中酸素 | 〇 | 〇 |
心電図 | × | 〇 |
GPSセンサー | 〇 | 〇 |
ナビゲーション | 〇 | 〇 |
充電ケーブル | 専用 | 専用 |
ソーラー発電 | 〇 | × |
電子決済 | 〇 | 〇 |
転倒検知 | 〇 | 〇 |
防塵防水 | 100m防水 | 100m防水 |
価格 | 137,500円 | 128,800円 |
対してApple Watch Ultra 2は王道スマートウォッチの頂点に君臨するモデル。
Garmin vivoactive 5の紹介
vivoactive 5の機能説明
充実した内蔵スポーツアプリ
30以上のスポーツアプリを内蔵しているので、いろんなスポーツにチャレンジできます。
私の場合、ウォーキング・ランニング・サイクリングの3種類しか使うことはないんですが、他にも水泳や筋トレ、ヨガ・車いす向けアクティビティなどがあるようです。
vivoactive 5はマルチGNSS(GPS / GLONASS / Galileo、みちびき(補完信号))に対応しており、どんな場所でも精度の高い位置情報を記録することができます。
ナビゲーション機能はありますが簡易的なもので、地図上にルート表示させるようなことはできません。
毎日の健康をトラッキング
vivoactive 5は光学式心拍センサー、血中酸素センサーを内蔵しています。
日中や睡眠中、運動中の心拍数や、血中酸素レベル・VO2MAXなどを計測することができ、Garmin独自の「睡眠コーチ」や「Body Batteryエネルギーモニター」、「ストレスレベル」といった健康に関する情報・アドバイスを表示させることができます。
便利なスマート機能
vivoactive 5はGarminウォッチを読み取り機にかざすだけで決済できる「Garmin Pay」に対応しています。
Garmin PayはSuicaやVISAデビットカードに対応しているため、それらに対応したショップでの決済やJRなどの対応交通機関を財布やスマホ無しで利用することができます。
また、SpotifyやAmazon Music、LINE MUSICなどの音楽配信サービスからプレイリストを同期してvivoactive 5内に保存できるため、Bluetoothイヤホンを接続すればスマホ無しで音楽を楽しむことができます。
スマホや財布を持たなくてもキャッシュレス決済や音楽が聴けると、ランニングなどのアクティビティ時に荷物を最小限にできるメリットは大きいですね。
vivoactive 5にした理由
vivoactive 5の機能性はもちろんなんですが、そもそもガーミンウォッチ(Garmin製スマートウォッチ)にした理由は大きく2つあります。
- Garmin Connectアプリでアクティビティや健康を一元管理
- 通常使用で約11日間の連続稼働が可能
Garmin Connectアプリで一元管理
私は以前から、Garmin fenix 7X Sapphire Dual Powerを使用しています。
もっと言うとそれ以前から自転車ではGarminのサイクルコンピュータを使用していることもあり、Garmin Connectアプリの使用歴はそれなりにありました。
アプリの表示については若干不満はあるものの、以前からランや自転車などアクティビティの管理をしていたアプリで健康管理も行いたいと考えていました。
(今までは日常使用するスマートウォッチだけAppleやFitbitなど異なるアプリで管理していた)
長時間の連続稼働
ガーミンウォッチの最大の特徴「長時間の連続稼働」を一度味わうと、他のスマートウォッチでは充電頻度が多すぎるのでそれだけで嫌になってしまいます。
私は良く自転車に乗るんですが、不慣れな場所だとナビゲーションがあった方が便利なんですよね。
fenix 7X SDPだと最大約37日間という途方もない連続稼働時間ですが、それでも一日中アクティビティのロギングとナビゲーション機能を使うとバッテリー残量は50%前後になってしまいます。
これが他のスマートウォッチだとロギングだけで8時間持ちません。
vivoactive 5はロギングだけなら一日中使用してもバッテリーに余裕があります。この「余裕」が非常に重要なんです。
睡眠中の血中酸素濃度
上記の二つの大きな理由以外では、血中酸素濃度をちゃんと管理したいと思ったからです。
Fitbit Inspire 3でも血中酸素センサーが付いて睡眠中の濃度が計測できます。
睡眠中に血中酸素濃度が低下している=無呼吸状態と考えられるのですが、ある時80%くらいまで低下している日がありました。
一般的に、睡眠中の血中酸素濃度が90%を下回るのは無呼吸状態と言われます。
仕事中にとてつもなく眠くなったり、寝起きがめちゃくちゃしんどいのはこのせい?と振り返ると当てはまる気もしたので、しっかり計測したいと考えるようになり血中酸素レベルを計測・管理できるvivoactive 5を購入することにしました。
vivoactive 5の良い点
本体・ディスプレイサイズがちょうど良い
私は手首が太くないので40~42mmくらいがちょうど良い気がします。
以前はスマートバンドを使用していたため、以前より服の袖が引っかかるのが気にはなるもののそこは慣れですね。
ディスプレイは1.2インチで大きい方ではありませんが、知りたい情報は一目でわかりやすいので満足しています。
狭ベゼルになればより良いとは思うものの、これ以上の価格になると手軽さが失われるので価格と性能・機能のバランスがちょうど良いと思います。
長時間の連続駆動
約11日の連続稼働時間ですが、これはスマートウォッチの基本機能で使用した場合の値です。
従って、GPSを使ったアクティビティや血中酸素レベルをトラッキングしたりといった機能を使えばそれだけバッテリー消費は増え、連続稼働時間は少なくなります。
3パターンで連続稼働時間をテストしてみました。※3日(72時間)後のバッテリー残量で比較
機能 | 72時間後バッテリー残量 |
---|---|
(1) 基本機能 | 73% |
(2) 基本機能+常時表示 | 32% |
(3) 基本機能+血中酸素トラッキング(睡眠中のみ)+常時表示 | 22% |
(1)の場合、3日経過後にバッテリー残量が73%でした。
単純計算すると約11日間の連続稼働ができると言えるので、公称値とほぼ同等レベルですね。
私は基本的には(3)の条件で使用するんですが、その場合は3日経過後にバッテリー残量は22%だったのでおおよそ約4日間の連続稼働ができるということですね。
(2)の場合は約4.5日間なので常時点灯するだけで連続稼働時間は半分以下になるようです。
それでもライバル機よりは遥かに長時間の連続稼働が可能と言えますね。
AMOLEDディスプレイが視認性が良い
vivoactive 5はAMOLED(アクティブマトリックス有機ELディスプレイ)を採用しています。
カラーの発色が良くコントラストも高いので視認性が非常に良いです。
1.2インチの画面に390×390ピクセルの高精細なディスプレイが採用されており、近づいても目視レベルではドット感はありません。
ウェルネス機能が豊富
いろんな機能がありすぎて正直全部は使いきれていません。
vivoactive 5はヘルス&ウェルネスというジャンルに分類されているんですが、イメージキャラクターとして朝比奈彩さんが起用されている通りターゲット層は女性寄りのようです。
月経周期のトラッキングによりや月経期間や妊娠可能期間の予測もGamin Connectアプリでできます。
専用アプリをvivoactive 5にインストールすれば、妊娠トラッキングにより妊娠中の体調を継続的に管理することも可能のようです。
私は基本的に睡眠モニタリングしかチェックはしていないのですが、お酒をたくさん飲んだ日の睡眠スコアは明らかに悪く次の日はお酒を控えて早寝しようという気にさせられます。
他にもブレスワークアクティビティや瞑想アクティビティというvivoactive 5のガイドに従って行うアクティビティでストレスを軽減させる機能もあるので、仕事でイライラしがちな時などは寝る前に使って少し気持ちを落ち着かせたりしています。
vivoactive 5のイマイチな点
常時表示だと4日間の連続稼働
ここで私の持っているもう一つのGarminウォッチ「fenix 7X Sapphire Dual Power」について少しお話しします。
驚異の37日間連続稼働が可能な機種なんですが、それを実現させているのがディスプレイが「半透過メモリインピクセル」というものです。
メモリインピクセルというのは、ひとつひとつの画素にメモリが搭載されており、表示した画素を維持するための電力消費がほとんどないのが特徴です。表示が更新された時のみ電力を消費するため常時表示させても非常に長い時間稼働させられます。
あと、半透過型という太陽光を反射させてバックライト代わりに利用でき屋外でも表示が見やすく、夜はバックライトを使用して表示させるパネルを使用しています。
透過型に比べるとコントラストが落ちてしまうデメリットがあるんですが、日中はバックライト無しでも表示できるため消費電力はその分抑えられます。
AMOLEDは半透過メモリインピクセルに比べると、発色やコントラストが非常に良いディスプレイなんですがその分消費電力は大きく長時間の連続稼働は苦手です。
ではなぜ、同じAMOLEDを採用したApple Watchが1日前後に対してvivoactive 5は約11日間と差が出るのか・・・
これは実際にテストした結果からの推測ですが、vivoactive 5はディスプレイが常時表示ではない条件下での数値だと思われます。(fenix 7Xは半透過MIPにより常時表示がデフォルト)
では、常時表示するとしないのとどれだけ差があるかと言うと、そこには使いやすさに雲泥の差が生まれます。
購入当初はデフォルトのまま非常時表示(=腕を傾けた時に表示して数秒後に消灯)で使用していました。
通知が来たら腕の動きとは関係なく表示するため、時間を確認したい時に表示してくれれば良いと考えていたんですが、実際に使ってみると腕を傾けても表示しないことがしばしば。※これはvivoactive 5だけでなく他のスマートウォッチ・スマートバンドでも同様
時計を見たいから腕を持ち上げたのに、時計が表示されないから一度腕を下ろしてまた持ち上げる。
これほどあほらしい無駄な動作はないんですよね。
これを解消するためには常時表示にするしかありませんし、常時表示をデフォルトとして稼働時間を謳うべきだと思います。
それでも3~4日連続稼働できるんだからバッテリー持ちはかなり良いよ!
全体的な質感が若干チープ
vivoactive 5に使用されている素材は以下の通りです。
- レンズ:Corning Gorila Glass 3
- ベゼル:陽極酸化アルミニウム
- ケース:FRP
- バンド:シリコン
レンズはゴリラガラス、ベゼルはアルマイト処理されたアルミニウムを使用されています。
が、ケースはFRPという樹脂で、サイドボタンは黒とグレーのプラスチックが採用されており見た目は、Apple Watch SEと比べるとvivoactive 5はかなりチープと言わざるを得ません。
Apple Watch SEはケースやボタン、デジタルクラウンもアルミニウムで質感が統一されているので高級感があります。
Series 9やUltra 2になるとケースだけでなく前面ガラスにサファイアクリスタルガラスを採用するなど高級感がさらに増しています。
メーカーでも「ヘルス&ウェルネス」に分類わけされているように、vivoactive 5は健康管理できるスポーツ系スマートウォッチとして使った方が良さそうです。
スーツをビシッと着こなしてお客様との商談をこなすようなビジネスマンには少々不釣り合いかもしれません。
文字盤(ウォッチフェイス)やアプリが少ない
Connect IQというGarmin公式アプリがあるので、そのアプリからウォッチフェイスの変更やアプリのインストールが可能です。
公式のウォッチフェイス以外にもユーザーが作ったオリジナルフェイスもあり、選択肢はそれなりにあるんですが私個人としてはあまり気にいるデザインはありませんでした。
今はプリインストールされていたウォッチフェイスを使用しています。
アプリは特に必要と感じていないので何も入れていませんが、少なくとも私にとって魅力的に感じるアプリは見当たりませんでした。
そもそもこの時計で標準の機能以外のことは求めていないんだよね。
vivoactive 5はこんな人におすすめ
毎日充電なんて面倒だし忘れちゃうよ!
他スマートウォッチに比べて圧倒的にバッテリーが長持ちするvivoactive 5をお勧めします。
常時表示しても約〇日間* の連続稼働ができるのは本当にストレスフリー。
ジョギングやサイクリングの走行軌跡やペースなどのログを取りたい!
いつも身に着けられてバッテリー長持ちのvivoactive 5なら、仕事終わりだろうと思い立った時にすぐアクティビティを始められますよ。
最近、日中眠たいんだけどちゃんと寝られてるのか心配。
vivoactive 5の睡眠コーチ付き睡眠モニタリング機能を使ってみましょう!
睡眠中の血中酸素レベルも測れるし、昼寝も検知してくれるのでより正確に自分の一日の睡眠状態を知ることができますよ。
Garmin vivoactive 5と一緒に買いたいアクセサリ
保護フィルム
vivoactive 5のガラスはラウンドした形状なので、ふとした拍子にレンズをぶつける可能性が高いです。と言うか必ずぶつけます。
形あるものいつかは壊れるとは言うものの、なるべくきれいな状態で使いたいと思うのが親心。
大事に使い続けるには保護フィルムは必須アイテムです。
この商品説明に「ガラス」と記載はあるんですが、どうも持った感じがガラスっぽくないのが気になります。
もしかしたら湾曲したエッジ(ベゼル)部分がPET製で、ディスプレイ部のみガラス製なのかもしれませんが、早々にディスプレイ面に傷が付いたのでちょっと怪しんでます。(貼り替え時に確認します)
ガイドは付属していないので何度か位置を微調整しつつ貼り付けたんですが、気泡が大量に入ってしまいました。
少しずつ気泡を潰していったもののエッジ付近の気泡はどうしても消えなかったんですが、数日放置していたらいつの間にか無くなって綺麗な状態になっていました。
貼り付け直後に失敗したと思っても、数日待ってみてください!消えるかもしれませんよ。
バンド
純正のバンドはよくあるピンを穴に挿してサイズ調整・固定をするタイプなんですが、これって穴がひとつズレてたり装着しようとしたら誤って落としたりするんですよね。
毎回装着の度にイラっとするのは嫌なのでバンドは最初から交換してみました。
素材は同じシリコン製ですが、バックルがマグネットでくっ付くタイプです。
マグネットを外しても金具でバンド同士が繋がっているため本体を落とす心配がないのが良いですね。
バックル部に少し厚みがあるのが難点ですが、それ以上にワンタッチで脱着できるメリットの方が圧勝です!
充電アダプタ
Garminのスマートウォッチは本体裏面に専用ケーブルを接続して充電します。
長時間駆動が売りなので充電する機会は他のスマートウォッチよりは少ないものの、出張や旅行などで充電する必要があるかもしれません。
そんな時に専用ケーブルを持って行くのは面倒なので、Garminウォッチを使う人全員におすすめしたいのがこれ。
USB-C端子に付けられる変換アダプタです。
専用ケーブルに比べてかなり小さいので持ち運びの邪魔になりません。モバイルバッテリーの袋に入れておけば万が一の時でも安心ですよね。
充電切れを心配するより、変換アダプタが小さすぎて無くさないかの方が心配になります。
端子キャップ
充電端子は本体裏面にあります。裏面は各種センサーも付いている常に腕に触れている部分です。
そこに端子があるということは端子に皮脂や垢などの汚れが溜まりやすいということ。
すぐ錆びたりするものではありませんが、保護キャップを付けておけば安心ですね。
ちなみにこのキャップはfenix 7Xも同じものが使用できます。
まとめ
私はスマートウォッチの機能を隅々まで使い倒すタイプではなく、いくつかの機能がしっかり使えればそれで満足するライトユーザーです。
とは言え、スマートバンドでは一画面で表示される情報量が少なく、そもそも老眼には小さいディスプレイを見るのは辛いため、今回Garmin vivoactive 5に乗り換えました。
心拍や血中酸素などの睡眠時モニタリングやGPSによるアクティビティのロギングの機能がしっかり使える上、11日間(常時表示でも 日間)の充電サイクルはずぼらな私にとって完璧ともいえるスマートウォッチでした。
当初はナビゲーションもあった方が良いかな?と考えたものの、fenix 7Xを持っているので少し機能を削って安価なvivoactive 5にしましたが間違っていなかったと思います。
各メーカーで力をいれているポイントは異なるので、自分に合ったスマートウォッチを探してみてくださいね。
でも、毎日充電するのが嫌ならガーミンウォッチ一択だと思いますよ!