Google Pixel 7 Proに完全乗り換えた元iPhoneユーザーの率直な感想

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私は長らくメイン機がiPhone、サブ機はAndroidを使用していました。

iPhone 4からのユーザーなのでまあまあのヘビーユーザーで今後もiPhone以外をメイン機にすることはないと公言していました。

そんな私が今回、モノは試しということでGoogle Pixel 7 Proを購入してしばらく使っているんですが、結果から言うと「Pixel 7 ProはiPhoneを超えた」と実感しています。

今回は下記のポイントを紹介しますので、iPhoneユーザーでGoogle Pixel 7 Proが気になっている方や、iPhoneからAndroid端末への乗り換えの不安を抱えている方に見てもらえればと思います。

本記事のポイント
  • なぜiPhoneからAndroidに乗り換えたのか?
  • iPhone 14 Pro MaxとPixel 7 Proの仕様比較
  • Pixel 7 Proの地味だけどすごい機能
  • iPhoneからの乗り換えの不安を解消!
目次

なぜiPhoneから乗り換える気になったのか?

今使っているAndroidスマホ

下は、2021年11月頃に投稿した記事です。

約1年経過して、現在ではAQUOS sense 4 liteの動作はもっさりしており、快適に使えているとは例えお金をもらっても言えるレベルではありません。

とは言え、この問題(しばらく使うと操作性が落ちること)は当初からAndroidの懸念点として予想していた問題であって不思議ではありませんでした。

これがあるから、今までAndroidをメイン機にしようとは思わなかったんですよね。

iPhone 14 Proのガッカリ仕様

なので、先日(2022年9月)に発表されたiPhone 14 Proを正式発表前の段階では購入しようかと考えていました。

メイン機のiPhone 12 miniのサイズ感は完璧なんですが、いかんせんバッテリーが弱すぎてモバイルバッテリーを持ち歩かないと不安なレベル。

あと、カメラ性能も他の新しいスマホに比べると見劣りしていたのも事実ですし。

ですが、発表されたiPhone 14 Proシリーズは私の期待値には遠く及ばない内容でとても買う気にはなれませんでした。

と言いながら勢いで購入してしまいそうになったんだけどね。

次章でiPhone 14 Proのスペックは紹介しますが、何が期待外れだったかと言うとそれはもうただひとつ、

  • USB-Cに非対応
  • 指紋認証(Touch ID)が未搭載

これに尽きます。

事前情報でほぼ不可能ということはわかっていたものの、一縷の望みに掛けていたんですがやはり今までと変わらないLightning & Face IDでしたね。

間違いなく次期機種(iPhone 15?)ではどちらも対応すると思いますが、iPhone 14の発表の後くらいから無理にiPhoneでなくても視野を広げても良いのかなという気持ちが芽生えてきました。

サブ機のAndroidにやっぱりか・・・と痛感させられたんですが、元々そこまでスペックの高い機種ではなかったのでハイスペックAndroidを試してみたくなったというのものあります。

iPhone 14 Pro MaxとPixel 7 Proの比較

主要スペックの比較

欲しかったiPhone 14 ProとGoogle Pixel 7 Proの主要スペックの比較しようと思ったんですが、比較対象としてはiPhone 14 Pro Maxの方が適しているのでMaxと比較してみることにしました。

Pixel 7 ProiPhone 14 Pro MaxiPhone 12 mini
OS (発売時)Android13 iOS16iOS15
CPUTensor G2A16 BionicA14 Bionic
メモリ12 GB6 GB4 GB
容量128/256/512GB128/256/512GB
1TB
64/128/256GB
バッテリー5,000 mAh4,323 mAh2,227 mAh
画面サイズ6.7 インチ (120Hz)6.7 インチ (120Hz)5.4 インチ (60Hz)
解像度1440 x 3120 (512ppi)1290 x 2796 (460ppi)1080 x 2340 (460ppi)
接続端子USB-CLightningLightning
生体認証顔認証、指紋認証顔認証 (Face ID)顔認証 (Face ID)
SIMカードnano-SIM/eSIMnano-SIM/eSIMnano-SIM/eSIM
背面カメラ広角:50MP F1.85 82°
超広角:12MP F2.2 125.8°
望遠(5X):48MP F3.5
広角:48MP F1.78
超広角:12MP F2.2 120°
望遠(3X):12MP F2.8
広角:12MP F1.6
超広角:12MP F2.4
インカメラ10.8MP F2.212MP F1.912MP F2.2
防水・防塵IP68IP68IP68
通信規格5G (sub-6 GHz)5G (sub-6 GHz)5G (sub-6 GHz)
Wi-FiIEEE802.11a/b/g/n/ac/axIEEE802.11a/b/g/n/ac/axIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
サイズ76.6 x 162.9 x 8.9 mm77.6 x 160.7 x 7.85 mm64.2 x 131.5 x 7.4 mm
重量212 g240 g133 g
発売日2022年10月13日2022年9月16日2021年2月26日
価格 (128GB)124,300 円164,800 円87,800 円

iPhone 14 Pro Maxは所有していないのですが、Pixel 7 Proの完全ライバルなので比較してみました。

赤字部分が(私的に)優位なスペックです。

ディスプレイ

本体に写り込んじゃってますね笑

ディスプレイはどちらも120Hzに対応した6.7インチを搭載しています。

機種解像度画素密度
Pixel 7 Pro1,440 x 3,120 ピクセル512 ppi
iPhone 14 Pro1,290 x 2,796 ピクセル460 ppi

画素密度の”ppi”というのはPixel per Inchの略で、1インチ四方の中にピクセルがいくつあるかという数値です。

ディスプレイサイズが同じ場合、画素密度の数値が大きいほどに精細に見えるということですね。

したがって、同じディスプレイサイズでもPixel 7 Proの方が高精細ということ。

ディスプレイの上部にインカメラのパンチホールがあります。

iPhoneは幅が広いノッチですが、個人的には画面端のギリギリまで表示しないと困る状況になったことがないので特に困ることはありませんでした。

あと、エッジがラウンドしているのもPixel 7 Proの特徴のひとつ。

と言ってもラウンドしているだけでGalaxyのそれとはまったく異なります。

正直、保護ガラスの選択肢が少ないので意味のないエッジのラウンドは本当にやめてほしいです。個人的にここがPixel 7 Proの一番ダメなところと思っています。

本体サイズ

本体サイズは、Pixel 7 Proの方が幅が若干小さく、高さと厚みはiPhone 14 Pro Maxの方が少し小さいです。

下は3機種のサイズの違いをわかりやすく絵にしてみました。

こうやって見るとiPhone 14 Proを除けば2機種はほぼ同じサイズですね。

ただ、iPhone 14 Proシリーズの方が本体が角ばっているせいか、手に持ってみるとiPhoneの方が少し大きく・重たく感じました

重量はPixel 7 Proが28g軽いものの、ズシッとした重さは感じますね。とくにiPhone 12 miniからの乗り換えなのでなおさらですね。

バッテリー

Pixel 7 Proのバッテリーは5,000mAhと大容量。

iPhone 14 Pro Maxは4,323mAhで、iPhoneシリーズよりは大きいものが採用されています。

iPhone 12 miniは2,227mAhだったので常に外出時はモバイルバッテリーを持ち歩いていたんですが、Pixel 7 Proはバッテリー消費のことをあまり気に掛けることなく一日使用することができます

とは言え、4,570mAhのAQUOS sense4 liteの方がはるかにバッテリー消費は少ないです。

バッテリー持ちなら間違いなくAQUOSシリーズがNo.1だと思います!

カメラ

どちらも背面に3種類のカメラを装備しています。

  1. 超広角
  2. 広角
  3. 望遠

①と②は若干の差はあれどほぼ同等のスペックと考えて良いかと思います。

違うのは③の望遠です。

iPhone 14 Proシリーズの3倍光学ズームに対して、Pixel 7 Proは光学5倍ズーム。デジタルズームも加えるとなんと30倍ズーム

光学5倍ズームに期待してPixel 7 Proを買ったようなものです。

カメラについては別記事でサンプルも紹介しています。

価格

昨今の半導体不足に加え、円安のあおりをモロに受けてiPhoneに限らずApple製品は一気に値上がりしました。

  • Pixel 7 Pro:124,300 円
  • iPhone 14 Pro:149,800 円
  • iPhone 14 Pro Max:164,800 円

この”素”の金額でもPixel 7 Proの方が数万円安いんですが、これだけじゃありません。

Pixelはたまに行うセールでさらに安く購入することができるんです。

ちなみに私は、値引きとストアクレジットで実質約9万円で購入しました。

「ストアクレジット」とは、Google Storeで次回以降に使えるポイントです。

スマホ下取りもしているので対象機種をお持ちの場合は下取りすればさらに安くなるんです!

仮にiPhone 12 miniを下取りに出していたら50,000円で引き取ってくれる(2022年12月時点)ので、実質4万円で購入できるということ。

このスペックでこの金額は安すぎるの一言です。

Pixel 7 Proの地味だけど凄い機能

Google One VPN

2022年12月から使えるようになったGoogle公式のVPNです。

通常、月額1300円のGoogle Oneプレミアムを契約すると付帯しているサービスなんですが、Pixel 7 / 7 Proの購入者は特典でVPNサービスが無料で使用できるんです。

VPNは公衆WiFiを使用する時などに通信の安全性を高めるのに使用する機能なので、野良WiFiは使用しないよって人にはあまりメリットは感じないかもしれませんね。

私には結構必要な機能だったので無料で使用できるのは本当にありがたいです。

ちなみに、VPN接続先はアメリカでした。

欲を言ったら、接続先の国を選べたら最強なんだけどね!

ディスプレイ内指紋認証

指紋認証は専用センサーがあるんだと思ってたんですが、実はディスプレイ内にセンサーがあるんです。

画面上に指紋マークが表示されるので、そこに事前に登録した指を置くだけで認証されます。これがめちゃくちゃ高速なのでロック解除が一瞬でできてしまいます。

もちろんカメラによる顔認証もあるので手袋をしているときもロック解除できますよ。

マスクも手袋もしてるときは・・・どちらかを外してね。

消しゴムマジック

テレビCMで見たことあるこの機能、結構使えるんです。

比較すると違和感を感じますが、修正後の写真だけ見たら気づかないと思います。

もちろん、どんなものでも綺麗に消せるわけではないので機能に頼り過ぎた撮影は禁物ですよ。

LDACコーデック対応

Pixel 7 ProはLDACに対応しているため、対応したBluetoothイヤホンを使用することでワイヤレスでハイレゾ音源を再生することが可能です。

スマホで気軽にハイレゾを楽しめるのは良いことですよね。

でも、なんとPixel Buds ProはLDAC非対応なんですよね。

スマホが対応してるのにイヤホンが非対応ってどうなんだろ??

結論:Pixel 7 Proへ乗り換えて良かった

iPhoneからAndroidへの乗り換えで一番心配していたのが操作に対する追従性でした。

今まで使用したAndroidスマホは、画面スクロール時の指の動きに対して画面の動きに若干のズレがあったり、カクついたりと脳内イメージとのわずかなギャップがすごくストレスでした。

その心配は全くの杞憂で、iPhoneと同等のスムーズな追従性でノンストレスでした

まとめ

今までの経験上、Androidの操作感にはずっと良い印象が無かったので、iPhoneからの乗り換えは本当に清水の舞台から飛び降りる気持ちでしたが、実際に使用してみると期待は良い意味で大きく裏切られました。

しばらくはiPhoneも併用するんだろうなと思ってたんですけど、ここまでiPhoneからあっさり開放されるとは思ってもみませんでしたね。

操作感以外に、Googleフォトも使ってみるとWindowsパソコンとの親和性も高いので使いやすいと感じました

今まではiPhoneの写真をMacの写真アプリにバックアップをしていたんですが、そのアプリは見るのもバックアップするのも使いやすいとは言えないものだったので、そのあたりが解消できたのも非常にメリットと感じています。

Pixel 7 Proに乗り換えて良かった点
  • 機種代がiPhoneより圧倒的に安い!
  • USB-Cに統一できてスッキリ!
  • 光学ズームは想像の5倍楽しい!
  • 表示も動作もヌルヌル・サクサクで神!
  • 無駄なプリインストールアプリがなくて快適!

あまりに気に入って妻の分も買っちゃった。

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