旅の記録にミニフォトプリンターSELPHY QX20は最高かもしれない

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トラベラーズノートに写真を貼り付けて旅の記録を残したい!

と思い立ち、簡単に写真を印刷して貼り付けられないか調べていたらこんな商品があったんです。

ミニフォトプリンター CANON – SELPHY QX20

スマホから簡単に写真を印刷するためだけのコンパクトなプリンターです。

しかもシール付きなので印刷したら貼るだけ!

画質や発色も良く写真で記録を取るのにめちゃくちゃおすすめなフォトプリンターです。

目次

フォトプリンターいろいろ

私が購入したのはキヤノンのSELPHY QX20ですが、コンパクトなフォトプリンターと一概に言っても種類がいろいろあります。

スペックの比較

最初に候補に挙がったのがキヤノンのiNSPiC PV-223でした。

発売開始から少し時間が経っていたこともあって他にもないか調べてみるとキヤノン以外にもあることがわかりました。

各社特徴があるので比較してみました。項目は個人的になる部分に絞って紹介しています。

スクロールできます
CANON
SELPHY QX20
CANON
iNSPiC PV-223
KODAK
mini2 レトロ
FUJIFILM
instax mini Link3
印刷方式昇華型熱転写方式ZINK4PASS方式3色露光方式
用紙タイプシール
85×72mm
85×54mm
シール
50×76mm
専用紙・シール
53×86mm
専用紙
54×86mm
コラージュ可能可能可能可能
印刷スピード40秒/枚50秒/枚60秒/枚15秒/枚
印刷回数20枚20枚不明100枚
接続端子USB-CUSB-CMicroUSBUSB-C
本体サイズ146×102×33mm120×84×21.5mm127×76×25mm125×90×37mm
本体重量455g177g255g210g
発売日2024年10月2022年9月2020年頃?2024年9月
実勢価格18,000円15,300円13,700円14,000円

印刷方式

どの製品もインクカートリッジを別途購入する必要はありません

カートリッジ不要の専用紙だったり、専用紙にカートリッジが付属しています。

用紙タイプ

キヤノンはシールタイプのみです。

富士フィルムはチェキでお馴染みの厚手の専用紙なので、用途に応じて選びましょう。

コダックは紙とシールの両方に対応していますがシールの単価が高すぎます。※印刷コストについては後述します。

コラージュ

これは1枚に複数の写真を並べたりする機能です。

手帳に小さい写真をいろいろ貼りたいという場合はこの機能が必須ですが、基本的に全機種対応しています。

印刷スピード

富士フィルムは感光式なので15秒/枚と群を抜いて速いですね。

私の場合はあまりこの数値は重要ではありません。

接続方式

コダックだけMicroUSBをいまだに採用しており時代遅れ感が否めません。

他はUSB-Cに対応です。

サイズ・重量

キヤノンのQX20以外はサイズも重量も持ち運ぶのに苦にならないスペックです。

QX20は500g弱なので旅行で持ち歩くにはちょっとハードルが上がるかもしれません。

プリント単価の比較

一枚当たりいくらで印刷できるの?

本体価格や画質も気になるところですが、印刷コストもフォトプリンターを選ぶ上で重要な要素ですよね。

スクロールできます
CANON
SELPHY QX20
CANON
iNSPiC PV-223
KODAK
mini2 レトロ
FUJIFILM
instax mini Link3
用紙パック1,400円(20枚)
3,800円(60枚)
1,100円(20枚)
2,500円(50枚)
2,400円(60枚)
6,980円(20枚)*
1,480円(10枚)
2,500円(20枚)
1枚当たりの単価63円50円40円
349円*
125円

※2025年1月現在のAmazon価格

キヤノンの2機種は50~60円/枚と同等ですが、富士フィルムは2倍以上の125円/枚もします。

コダックは紙は40円/枚と一番安いんですが、シールタイプ(*)は349円/枚と別格に高いのでお店でプリントしたほうがマシですね。

SELPHY QX20の紹介

私はノートに写真を貼るのが目的だったので、自ずとキヤノンの2製品に絞られました。

ユーザーレビューを見る限りPV-223よりQX20の方が品質が高そうに思えたので、SELPHY QX20を購入することにしました。

外観と使い方

外観

QX20のサイズは、昔よく見かけた3.5インチ外付けHDDと同じ感じと言えばイメージしやすいかもしれません。

重さは用紙とインクカートリッジをセットした状態で462gなので、旅のお供に持って行くのは少しためらいますね

使い方

基本操作は簡単なので誰でもすぐに使えると思います。

スマホとプリンタはWiFi接続なので、接続が遅かったりたまに失敗したりという小さな問題はありましたが特に困るほどのことはありませんでした。

まず、スマホやタブレットに専用アプリ(SELPHY Photo Layout)をインストール。

App Storeでダウンロード Google Play で手に入れよう

そしてアプリ上の案内に従ってプリンタと接続します。

プリンタ本体裏側に用紙、側面にインクカートリッジをセットします。

アプリで印刷したい写真を選択(必要に応じて調整)したらプリントするだけ。※簡単なのでアプリ操作方法は割愛します。

この手のアプリはなぜか使いにくい・・・もっと何とかなりませんかね。

3色インクなので、本体から用紙が出たり入ったりして4回目のラミネートが終わったら完成です。

1枚当たりだいたい45秒くらいでした。

印刷の仕上がり

期待をはるかに超えられてしまいました。

お店のプリント(Lサイズ)に比べると用紙サイズが小さいので細かい描写が苦手なものの、発色はメリハリがあってめちゃくちゃ綺麗だと感じました。

とは言え、どのくらいの品質かは気になると思うのでいくつか比較してみました。※色補正等は無し

左がお店プリント(L判)、右がSELPHY QX20です。

発色やグラデーション部分の滑らかさなどお店プリントに引けを取りません。

コンパクトなフォトプリンタでこの品質は驚き!

使ってみて感じたこと

用紙1枚に写真は1~2枚が最適 ※カードサイズの場合

コラージュで6枚分割まで可能ですが、分割数が増えるにつれて1枚当たりの解像度は下がります

分割数が少ないほうが細かいところまで見えやすいので、記録用写真だと1~2枚くらいがちょうど良いのかなと思います。

もちろん、細かい描写がなければ4枚でも6枚でも問題はありませんよ。

ノートに貼っても邪魔にならない厚さ

写真の厚みが薄く柔軟に曲がってくれるのでページがすごくめくりやすいです。

薄いとは言え写真を貼った裏ページに文字を書き入れるときには、わずかな段差があるので少し書きにくい感じはあります。

ですが、紙の厚みにもよりますがよほどペン圧が強くない限り段差部分で紙に穴が空くようなことはないんじゃないかと思います。

お店プリントの写真を貼るよりはるかに薄く扱いやすいです!

カードサイズとスクエアサイズが共用できるのは便利

当初、スクエア用紙なんて使わないのに・・・と思っていたんですが、思いの外カードサイズが小さかったこともあり、スクエアサイズが使いやすいことに気づきました。

ただし、スクエアサイズは20枚入りしかなく少しプリント単価が高い(82円/枚)です。

なので普段はカードサイズを使い、ここぞ!というときだけスクエアサイズでプリントしています。

専用ペーパーのこと

用紙は、カードサイズ60枚入り(XC-60L)を購入しました。

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インクカートリッジが3本入っていたので、20枚プリントするごとにカートリッジを交換するようです。

あと、10枚ごとに包装されているので保管しやすいのが良いですね。

(本体に一度にセットできる用紙は10枚です。)

実際にプリントしてみるとカードサイズは少し小さいので、誰かにプレゼントするような場合は一回り大きいスクエアサイズ(XS-20L)の方が喜ばれると思います。

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インクカートリッジは途中で交換できる?

注意

当ブログの記載内容によって生じた損害等について一切の責任を負いかねます。作業される場合は、自己の責任の範疇にて行うようにしてください。

カードサイズとスクエアサイズで用紙サイズはもちろんカートリッジサイズも異なります。

したがって、用紙を変える際にはカートリッジも交換が必要になります。

カートリッジは用紙20枚で1個使い切るようになっているんですが、20枚印刷し終わるまで用紙変更ができないのは微妙に困りますよね。

実際、私も途中で用紙を変更する必要性があったのでダメ元でカートリッジを途中*で交換してみました。

「途中」というのはプリント中という意味ではありません。カートリッジを使い切る前に他のカートリッジに交換するという意味です。

結果的には途中でカートリッジ交換してもプリントはできました

外したカートリッジに戻しても問題なくプリントできました

途中で外したカートリッジと用紙は開封済みなので、高温多湿を避けて保管し、早めに使い切ったほうが良さそうですね。

しつこいようだけど、試す場合は自己責任でお願いします!

まとめ

期待以上の仕上がりで本当に驚かされました。

これだけ印刷できるならL判にも対応したSELPHY CP1500にもがぜん興味が湧いてきました!

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ただ、CP1500は据え置きメインのフォトプリンタなのでAC電源が必要(USB-C給電不可)など、思いついたときにすぐプリントするような機動性がないんですよね。

ってことは、やっぱりコンパクトで持ち運びに便利、気軽に高品質な写真シールがプリントできるQX20は私の用途にめちゃくちゃピッタリという気がしてきました。

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