タイトル通りです。
Sharkのコードレススティック掃除機「EVOPOWER SYSTEM NEO II+」を購入してから、嫌いだった掃除機を毎日掛けるようになりました。
理由は簡単、さっと掃除をしてステーションに戻すだけの手軽さが快適だからです。
以前はDysonのコードレススティッククリーナーを使用していたので、Dysonと比べてSharkの掃除機はどうなの?といった内容も踏まえてレビューしていきます。
Shark EVOPOWER SYSTEM NEO II+ とは
Sharkについて
シャーク(Shark)は掃除機をメインとした家電ブランドの名前で、会社名はシャークニンジャ(SharkNinja)と言いアメリカのボストン郊外に本社のある家電メーカーです。
「Shark」はアメリカで掃除機のシェアNo.1で、他にもドライヤーなどの美容家電もリリースしています。
「Ninja」はアメリカでシェアNo.1の小型キッチン家電ブランドです。ミキサーは知っていましたが、フライヤーやオーブン、コーヒーメーカーをはじめ驚くほどたくさんの製品をリリースしています。
ちなみに日本ではSharkブランドでスティック掃除機とドライヤー、Ninjaブランドでミキサーを販売しているのみです。
EVOPOWER SYSTEM NEO II+について
EVOPOWER SYSTEM NEO II+は、自動ゴミ収集ドックを備えたコードレススティッククリーナーの名称です。
自動ゴミ収集ドックがないモデルやハンディクリーナーなどもあり、ラインナップも紹介しようかと思いましたがあまりに長くなりすぎるので、他モデルについては下記リンクから見てみてください。
Shark(https://www.sharkninja.jp/shark/)
自動ゴミ収集ドックというのは、掃除機に溜まったゴミを回収してくれるユニットのことです。
ドックは掃除機より大きなダストボックスを備えているので、ゴミを捨てる回数がかなり減らせるのが特徴です。
我が家は猫が2匹いるからフィルター掃除は月に1~2回くらいかな。
国内メーカーではパナソニックや東芝、ツインバードからも同様の掃除機が発売されています。
ただ、このようなユニットが付いたモデルは上位機種であることが多いので、価格が少しお高くなってしまうのが難点。
このEVOPOWER SYSTEM NEO II+もSharkの掃除機の中ではフラッグシップモデルにあたり、定価は88,000円と購入を躊躇う金額でした。
私は発売日に購入したので値引きは全くありませんでしたが、今は公式でも10%OFFクーポンがあったり、価格コムだと2割以上安いお店もあるので、十分検討の余地はあると思いますよ!
EVOPOWER SYSTEM NEO II+ の紹介
本体外観
掃除機をドックに収納した状態です。
掃除機は本体と延長パイプ、ヘッドと大きく3分割できるようになっています。
パイプは軽量化のためにカーボン製なのがポイント高いですね。
ヘッドにはLEDライトが内蔵されており、ヘッド前方を照らすようになっています。
※デメリットで改めて説明しますが、このLEDライトは全く使えません。
掃除機のダストボックスは小さいので、家全体を掃除する場合は一度本体のゴミを捨てる必要がありそうです。
ドック外観
ドック単体はこのような形状をしており、ドック本体の左側に交換ヘッドなどが取り付けられるようになっています。
アクセサリは平面的に保管するため若干場所を占有してしまいますが、アクセサリを置く台は取り外せるようになっています。
掃除機とドックのドッキング部分はこのようになっており、ドックに掃除機を戻すと自動でこの部分からドック側にゴミを吸引してくれます。
ドックの本体右側の上部分(黒い帯がある部分)がダストボックスになっており、その下の網目部分にHEPAフィルターが備わっています。
アクセサリ
奥にある一番大きいヘッドが標準のもので、手前側左から
- ミニモーターヘッド:
- マルチノズル:
- ブラシ付き隙間用ノズル:
です。
これ以外には、ドックのネック部分の後ろに予備バッテリーがあります。
ここで予備バッテリー単体を充電できるようになっているので、本体のバッテリーが切れたらこの予備バッテリーと交換することで連続稼働を伸ばすことができます。
予備バッテリー単体で充電できるのはかなり便利だと思いますよ!
掃除してみた
Dysonは掃除機の本体に対して直角に近い角度でグリップがあってピストルを握るような角度でホールドします。
Sharkはその角度が浅く、本体に対して少し角度が付いている程度。※上の画像ではかなり浅く握っていますが、実際は親指がスイッチに届くくらいの位置を握ります。
どちらが持ちやすいかは身長によって違うと思いますが、私はSharkの方が自然な姿勢で持てると思います。
グリップ根元にのLEDが「iQセンサー」というゴミの量に応じて吸引力を自動調整している時のステータスランプになっています。
この画像ではグリーンなので、ゴミが少なく吸引力が抑えられている状態ですね。
一見凄そうな感じがありますが、ゴミの量によって吸引力が3段階切り替わるだけなので大したことはありません(笑)
実際に使ってみて良かった点・悪かった点は「EVOPOWER SYSTEM NEO II+ のメリット」「EVOPOWER SYSTEM NEO II+ のデメリット」で後述します。
清掃してみた
部屋の清掃ではなく、「掃除機とドックの清掃をしてみた」という話です。
購入してから1カ月ほどゴミを捨てずに使ってみました。
掃除機のダストボックスは毎回クリーンアップしてくれるのでパッと見は綺麗でしたが、ダストボックスの奥にあるフィルターにはかなりゴミ(微細ダスト)が溜まっていました。
ドックの大容量ダストボックスもゴミでぎっしり。気持ち良いほどのゴミが出てきました。(ゴミ写真は自重)
ドックのダストボックスからゴミを出すときは埃が舞うので必ず外でやりましょう。
ドックのダストボックスの反対側にフィルター(プレモーターフィルター)があり、ここにも埃が溜まっているのでこれも定期的に清掃が必要です。
これらのフィルターやダストボックスは全て水洗いが可能です。
水洗い前にホコリは除去しておく必要はありますが、水洗いするだけなので月1~2回であれば全然苦にならないレベルです。
HEPAフィルターは1ヵ月使用後でも汚れている様子はありませんでした。
EVOPOWER SYSTEM NEO II+ のメリット
強力な吸引力
「吸引力の変わらない、ただひとつの掃除機」
ダイソンのクリーナーは、このキャッチフレーズが嘘ではないことは体感済みですが、そのライバルとも言えるSharkはどうでしょう。
今回、新たにSharkの掃除機を購入したのはダイソンの掃除機が壊れたためなので、ダイソンの掃除機との純粋な比較はできませんでした。
ですが、Sharkに乗り換えて取り切れていないゴミが残っているということはありません。
むしろダイソンの時によくあったパワーブラシがゴミを跳ね飛ばすということが少なくなったので以前より快適になったと思えるくらいです。
あと、このモデルから新たに追加された機能「エッジセンサー」により、ヘッドが壁面に近づくと自動で吸引力がアップするので、床と壁のつなぎ目などゴミが溜まりやすい部分もしっかり吸い取れるのが良かったです!
ただし、エッジセンサーはヘッドの左右側面に付いているので、ヘッドの正面を壁面に近づけても意味がありません。(=ゴミが残る)
上のイメージのように壁面に沿ってヘッドを動かすのが一番効率良く吸い取れますよ。
軽くて疲れにくい
EVOPOWER SYSTEM NEO II+の重量は約1.6kgです。
パイプとヘッドを外したハンディクリーナーの状態であれば0.8kgなのでかなり軽いんです!
重い掃除機は掃除の途中で手や腕が痛くなって休憩しないといけないんですが、軽いだけでなく握り方が自然なこともあって休憩が不要になりました。
軽量タイプは総じてダストボックスが小さい造りになっています。
これもそうですが、ドックに戻せば自動クリーンアップしてくれるので途中でゴミを捨てなくてよいので本当に使っていてストレスがありません。
パイプにカーボンを採用する時点で本気度が伺える!
狭い場所も掃除しやすい
スティッククリーナーは一般的にダストボックスがポッコリと下に出っ張った形状になっていることが多いため、ベッドの下などを掃除する時に奥までヘッドが届かないことがあります。
実際に、以前使っていたダイソンは本体を寝かせるとグリップが床に接触して奥まで届きませんでした。
これはダストボックスが小さく本体に厚みが薄いため、ほぼ水平まで本体を寝かせられるため奥の壁面までちゃんと届きます。
このクリーナーの推しポイントナンバーワンがこれ!
使ったらドックに戻すだけ
掃除を掛け終わったらドックにセットするだけ。
ゴミを捨てる必要も充電ケーブルに接続する必要もありません。
ドックがゴミを自動回収してくれなくても毎回捨てればいいじゃん!大して手間じゃないでしょ!
って思っていたんですがそれが面倒で毎日掃除機を掛けなかったんですよね・・・
ドックになれるともうクリーナー単体は使えないくらい便利!
本格スティッククリーナー
パイプとヘッドを外したらスティッククリーナーになるのは、どのメーカーも同じですよね。
EVOPOWER SYSTEM NEO II+ももちろん同じなんですが、スティッククリーナーとしての使いやすさが段違いなんです。
他社製と比べてどこが違うからなのかよくわかってないんですが、グリップや本体の形状・サイズがハンディとして使うのに適しているんだと思います。
なにより、本体の先端部が斜めになっているため床に対してちょうど良い角度で動かせるのがポイント。
他製品は、延長パイプを取ると本体側は直角の断面になっているため、ハンディ使用時は先端ノズルを付けるのが基本スタイルなんですよね。
パイプを取ってハンディにするんじゃなく、ハンディクリーナーにパイプを取り付けたのがShark!
ちなみにハンディとして使用している間、延長パイプは単体でドックにセットできる構造になっています。
言われてみれば当たり前なのかもしれませんが、本当によく考えてあると思いますよ。
予備バッテリーで連続稼働時間が長い
バッテリーが2個あり、ひとつは本体、もう一つはドックに収納されています。
どちらも充電可能なので、バッテリー交換後に空バッテリーをドックに挿しておけば充電されます。
1個当たりのバッテリー容量は小さくても予備があれば長時間使用できますが、なによりバッテリーを取り外すことを前提に設計されていることがポイント。
Dysonも新しい機種はワンタッチでバッテリー交換ができるようになってるんですね。容量が大きいから値段が高いんだけど。
知識がなくてもバッテリー交換ができるのが当たり前!
EVOPOWER SYSTEM NEO II+ のデメリット
動作音がちょっとうるさい
動作音は少しうるさいように感じました。
吸引のモーター音ではなく、ヘッドのブラシ用モーターの音が耳に付く気がします。
あと、iQセンサーを使った自動運転時に、床の状態やゴミの量によって吸引力とブラシ回転数が頻繁に変動するのでそれが余計に不快に感じるのかもしれません。
あと、ドックに戻したときも自動で吸い取るので結構な音がします。※動画あり
夜間の使用は、一軒家やマンションは大丈夫だけどアパートの場合は注意!エコモードならOK!
ヘッドのLEDライトが役立たず
ヘッドに白色LEDライトが付いており、ヘッド前方を照らすようになっています。
Dysonや日立のクリーナーに付いている、ゴミをくっきり浮かび上がらせる機能かと思いきや、暗い場所でゴミを見えやすくする機能のようです。
いや!暗い場所でもまったく使えないから!!
ランプが点いてるのかわからないくらい暗い・・・これなら無い方がマシ。
吸引口を水平にすると吸い付く
「ハンディクリーナーとして使用する際に本体先端部の形状が斜めになってるから使いやすい」というのはメリットでも説明した通り。
ですが、その先端を床やテーブルに密着させるとピッタリ引っ付いてしまうんです。
まさか上のイメージみたいに、テーブルから少し隙間をあけて使用しないといけないの??
絶妙な隙間を維持して掃除するのは大変なので、密着しないような造りになっていたら完璧だったのに・・・と少し残念なポイントでした。
ハンディがめちゃくちゃ良いだけに、これは本当に惜しいポイント!
おすすめアクセサリ
おすすめはアクセサリというより、消耗部品です。
1ヵ月に1~2度、クリーナー本体とドックを清掃を行うんですが、Sharkのクリーナーはダストボックスはもちろん、フィルター類も水洗いが可能です。
水洗いをしたら通気の良い場所で陰干しを行う必要があるんですが、なかなか乾きません。だからと言ってその間、掃除をしないわけにもいきません。
そこで、乾かしている間にも掃除ができるよう、替えのフィルター一式を準備しておくことをおすすめします。
HEPAフィルターは水洗い厳禁なので、汚れたら掃除機でクリーンアップするくらいで良いと思います。
早くて1年くらいで交換かなと思うので、私は今のところ予備は購入していません。
まとめ
Sharkの2024年9月に発売された「EVOPOWER SYSTEM NEO II+」のレビュー、いかがだったでしょうか?
「新しい掃除機が欲しいんだけど、ダイソンにしようか。それとも日立にしようか。」と悩んでる人が多いんじゃないかと思いますが、ぜひSharkも候補に入れてみてください。
私はDyson Micro Plusでほぼ決まっていたんですが、嫁様の「今度はDyson以外にしようよー」という一声からSharkに行きつきました。
単純な吸引力で選べばDyson一択!となりますが、細かい使いやすさを考えるとSharkを選んで間違いなかったと思います。
一見、無駄にも思える自動ゴミ収集ドックですが、ゴミを捨てる回数が減るだけでこんなにも快適になるのかと感じると思いますよ。
ペットを飼っていると余計にドックのありがたさを感じられると思います。
快適な掃除機でストレスの少ない生活を送りましょう!