スマホを購入したらほとんどの人が使っていると思われるケース。
ポケットに入れる人、バッグに入れる人、持ち運び方は人それぞれですが、私は平日はポケットで週末など遊びの時はショルダーストラップを使っています。
スマホケースで有名なMOFTからも、iPhone 17 Proの発売と同時に専用ケースがリリースされており、ショルダーストラップも同時に刷新されたようなのでケースとストラップを購入してみました。
ということで、ショルダーストラップを使う前提でレビューしてみたいと思います!
MOFT MOVASレザーケース
MOVASレザーって?
まず商品名を見て一番気になるのが
MOVASレザー
ですね。
MOVASレザーとは、MOFT独自開発のフェイクレザーの品名でMOFT Visionary Atelier’s Standardを略してMOVASとのこと。以下はMOFT公式の説明です。
MOVASヴィーガンレザーは防汚性能が高く、コーヒー、油、口紅など日常生活の汚れをサッと拭き取れ、スマホケースを常に新品のように保つことができます。MOVAS素材は耐久性が優れるだけでなく、環境に優しい技術を採用し、DMFなど有害な化学物質を一切含みません。 長期間に使用しても、変形したり色あせたりすることがなく、iPhone を全面的に保護し、見た目と性能を長持ちさせます。
要するに、レザーのような見た目と質感なのに傷や汚れが付きにくく変色や退色にも強い素材ということのようです。
MOVASレザーケースのレビュー

購入したのはシルバーのiPhoneに合わせてミスティックグレーです。
他にもiPhone 17 Proのコズミックオレンジやディープブルーにマッチする2色や、他4色の計7色がラインナップされています。

表面にシボ加工が施されておりレザーっぽい雰囲気は出ています。

触った感じは本革独特のしっとり指に吸いつく感じはなくツルツルしているので、明らかにレザーでないことはわかります。
ツルツルと言っても滑り落ちそうになるほどではなく、ポケットから出す際に引っ掛かりにくいのは良いと思います。
側面のボタンは梨地の表面をした金属のように見える素材になっています。

ミスティックグレーはシルバーのボタンですが、MOVASレザーに合わせたボタンカラーになっているためボタンが目立つことなくおしゃれに見えます。
ボタンも突起がしっかりあるため押しやすく、カメラコントロールボタンにいたってはケースをくり抜いているのではなく物理ボタンがはめ込まれています。

シルバーの縁取りがしてあるため高級感も感じられます。もちろんカメラコントロールボタンとして押したりスライドしたりといった操作が違和感なくできます。
カメラ部分は大きくくり抜かれたデザインでiPhone本体のカラーがはっきりわかるようになっています。

カメラ縁もMOVASレザーと同色の樹脂素材が採用されており、背面にMOFTの刻印が小さくあるだけでシンプルな見た目になっています。
個人的にはケースをしていてもiPhoneの本体カラーが見えるのが好きなのでクリアケースをよく使っているんですが、これなら本体カラーが見えつつクリアのようなチープ感も無いので気に入っています。
スマホ下部のスピーカー、USB-C端子部は他ケースと同様に3つに分かれた穴が開いています。

USB-C端子部の穴は大きくないのでUSB-Cケーブルによっては挿せないものがあるかもしれません。
ボタンなども含めた全体デザインがシンプルでまとまりがあり、さりげない高級感もあるため素晴らしいクオリティのケースだと感じました。
MOFT スマホストラップ アップグレード版
アップグレード版??
アップグレード前の製品を知らないので、何がどうアップグレードしているのか詳しくはわかりませんが、多分下記ではないかと思います。
| アップグレード版 | 前モデル | |
| ストラップホルダー種類 | 2種類 (シングル・デュアル) | 1種類 (デュアル) |
| バックルの回転機構 | 360度回転 | 回転機構無し |
| クリップ材質 | 金属 | 樹脂 |
スマホストラップのレビュー

ストラップとストラップホルダーが2種類付属しています。
手に取るまで知らなかったんですが、デュアルタイプのストラップホルダーは金属製でした。
金属にしてあるのはケースとスマホに挟まれる部分を耐久性をそのままに薄くできるからではないかと思います。

シングルタイプはよくある丈夫な生地のような柔らかい素材となっています。

以前使用していたものはこれと同等のものですが、今回はせっかくなのでデュアルタイプを使うことにしました。
フックは2本の指でつまむだけで開閉できるので、ホルダーとスマホを脱着が非常に簡単にできるようになっています。


他製品も指でつまんで開閉するタイプはありますが、ツマミ部分が小さくつまんでもすぐ外れてしまい開閉しにくいものばかりでした。
MOFTのフックの機構は画期的にやりやすいです!
ストラップの長さは2つのバックルで調整できるようになっています。

上の丸いパーツをつまんでMOFTタグ部分をスライドさせるだけなので、サッと長さを伸ばしたり縮めたりするのに便利です。
下のトレンチバックルは大きく長さを調整するのに使用します。
使い方としては、最初にトレンチバックルで大まかな長さを調整した後、丸いパーツで必要に応じて素早く長さ調整するといった感じかと思います。(カメラ撮影時にちょっと長くしたい時など)
MOVASレザーケースとスマホストラップの評価
良いところ
それぞれの良いところは上でほぼほぼ説明しているので、箇条書きでお伝えします。
- MOVASレザーは傷や汚れに強い。
- ほどよく滑りのある肌触りでポケットで引っ掛かりにくい。
- ボタンのサイズやカラーが絶妙で主張しすぎず適度な高級感がある。
- カメラコントロールボタンの操作性が良い。
- ストラップホルダーが2種類付属しており自由に選べる。
- フック機構が扱いやすくストラップの脱着が簡単。
- 長さ調整が簡単。
気になるところ
単体で気になるというより、スマホストラップを付けようとした際に気になるところがあったので説明します。
- ストラップホルダーを入れるとiPhoneがわずかに浮く。
- バッグなどに収納していると金属製ホルダーが財布などを傷つける。
- ストラップ端のMOFTタグが邪魔。
ストラップホルダーによりスマホが浮き上がる
私にとっては、「気になる」というより「致命的」と言ってもよいくらいのデメリットがこれです。
ケースとスマホの間に挟むタイプのホルダーを使っている人なら、この問題は絶対に理解できると思います。
ホルダーの厚み分だけスマホが浮き上がるので、様々な問題が併発します。
- ケース縁とディスプレイの高低差が小さくなるため、落下時にディスプレイを破損しやすくなる。
- ケース充電用ホールとスマホのUSB-Cポートがズレるため、USB-Cケーブルが挿さりにくくなる。

角度が少しありわかりにくいんですが、デュアルタイプのホルダーを挟んだためケースのホールとUSB-Cポートがズレてしまっています。
この状態でケーブルが挿さりにくく、力を入れて挿していたらホールの内側のMOVASレザーが剥がれてしまいました。

ホルダー厚みが原因と思われるため、ケース内部の生地を一部剥がしてみました。

生地の厚みはごく僅かなので、結果は剥がす前とほとんど変わりませんでした。
この程度、ケース側にホルダー分の凹みを設けておけばクリアできる問題だと思うんですがなぜやらないのか不思議で仕方ありません・・・
金属製ホルダーが他のものを傷つける
デュアルタイプのホルダーは金属製となっています。
どの製品もDカンは金属製です。ただ、ホルダー部分まで金属製だと物と接触した際に力が逃げないし、エッジが立っているので傷が付きやすいです。
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ストラップホルダーを付けているんだから基本はストラップに取り付けておく、仕方なくバッグに収納するなら独立ポケットに入れるかホルダーを外しておく必要がありますね。
MOFT MOVASレザーケースはスマホストラップを使わないなら最高のチョイス

MOVASレザーケースとスマホストラップ(アップグレード版)を使ってみての感想は見出しの通りです。
MOVASレザーケース自体は、ケースとしては安くはないけど価格に見合うだけの品質があると感じました。
表面のMOVASレザーとボタンの質感が相まって全体的にバランスの取れた、さりげない高級感を醸し出したケースだと思います。
それだけに、同じMOFT製のスマホストラップを組み合わせても、今までの問題点が解消されていない点は残念でした。
ストラップが使えないという意味ではないので、MOFT製を新たに買う必要はなく、手持ちのストラップがあるならそれを組み合わせでも良いのでは?ということです。



