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耳を塞がない骨伝導イヤホンのおすすめ「SHOKZ - OPENRUN PRO」

数年前から一気にメジャーになったリモートワーク。

リモートワークに欠かせないのがZoomやTeams、Google MeetやWEB会議システムです。

(私は主にTeamsとYealinkというサービスを使用しています)

自宅でそれらに接続する際に一般的に使用されるのがマイク付きイヤホン(ヘッドホン)だと思います。

今回購入したのはそのマイク付きイヤホンなんですが、普通に想像する耳の上に被せたり耳に突っ込むタイプのイヤホン・ヘッドホンではなく、「骨伝導」と呼ばれるこめかみ付近の骨を振動させて音を脳に伝えるタイプのイヤホンです。

私はリモートワーク中も事務所でも音楽を聴きながら作業をするのですが、そんな私にとって新たな扉を開いたイヤホンだと感じました

耳を塞がないことの感覚は想像を上回ること間違いなし、音楽を聴きながら仕事や運動をする人には本当におすすめできるイヤホンです!

骨伝導イヤホンって?

骨伝導の原理

骨伝導イヤホンは読んで字のごとく、骨を音の伝達手段として使っています。

通常、音を認識するときは空気の振動が耳の奥にある鼓膜まで伝わり、鼓膜から蝸牛にその振動が伝わって蝸牛から脳に音の信号を伝達しています。

骨伝導の場合、こめかみ付近の骨(側頭骨)を直接振動させて蝸牛に音を伝達しています。

※骨伝導イヤホンは、厳密には骨の振動だけではなく鼓膜も振動して音が伝わっています。

骨伝導のメリット

通常のイヤホンでは、耳に突っ込んだイヤホン内部の振動板を振動させて音を鼓膜に伝えます。

イヤーピースで耳を塞ぐため音のほとんどはシャットアウトされて鼓膜まで伝わりにくく、イヤホン使用時は周りの環境音が聞こえにくくなります。

最近のノイズキャンセリングイヤホンでは、ノイズ取り込み用のマイクを使って外音を取り込み、その音をイヤホンで再生することでイヤホンをしていても外音が聞き取りやすいというものもあります。

外音はクリアに聞こえるのですが、マイクで集音してスピーカーで再生するということには変わりないのでどうしても違和感が残ります

その点、骨伝導の場合、鼓膜を振動させる必要はないため耳を塞ぐ必要はありません

耳を塞がない=外音を遮るものがないので、生の外音を鼓膜で聞き取ることができ、違和感なく周囲の環境を聴覚で捉えることができるということです。

聴覚というのは凄いもので、音だけでどっちの方向からどのくらいのスピードで近づいている(離れている)ということを認識することができます。

音の周波数の変化や左右の音のバランスでそれらを無意識に感じられるのですが、ノイズキャンセリングの外音取り込み機能ではそれを正確に感じ取ることはできません

骨伝導イヤホンを使うことで、周囲の状態を把握しながらイヤホンからの音も聞き取ることができるようになるわけです。

ちなみに、電話のときも自分の発した声の大きさを自分の耳で捉えて自然とボリューム調整しているので、骨伝導イヤホンであればイヤホンをしたまま通話しても最適なボリュームで会話することができますよ。

SHOKZって?

Shokz(旧AfterShokz)は2011年にアメリカ・ニューヨークで創業した骨伝導イヤホンのリーディングカンパニーと言える存在の企業です。

2022年現在では、下記6モデルをラインナップしています。

  • OPENRUN PRO(ハイエンド)
  • OPENRUN(ミドルエンド)
  • OPENMOVE(エントリー)
  • AEROPEX PLAY(子供用)
  • OPENSWIM(完全防水)
  • OPENCOMM(ビジネス用)

各モデルの比較

項目OPENRUN PROOPENRUNOPENMOVEOPENSWIMOPENCOMM
発売時期2022年3月2022年3月2020年9月2109年2020年12月
価格(税込)23,880円17,880円9,999円21,880円19,990円
骨伝導技術第9世代第8世代第7世代第7世代第7世代
重量29g26g29g30g33g
駆動時間10時間8時間6時間8時間16時間
充電時間1時間1.5時間2時間2時間1時間
充電ポート専用専用USB-C専用専用
防水防塵IP55IP67IP55IP68IP55
BluetoothV5.1V5.1V5.1V5.1
マイクデュアルノイズキャンセリングデュアルノイズキャンセリングデュアルノイズキャンセリングノイズキャンセリング(ブーム付)

各モデルの選び方

Shokz公式サイト(https://jp.shokz.com)にアクセスするとおすすめ製品案内が表示されますが、私個人的な考えをご紹介します。

単純明快です。

骨伝導でも音質には拘りたい

OPENRUN PRO

ジムやランニングなどで使用したい

OPENMOVE

汗をかいたりするのでIP67のOPENRUNを選びそうですが、汗程度であればIP55のOPENMOVEで十分です。

基本的に動きながら使用するのであればエントリーモデルのOPENMOVEで十分だと思いますよ。

プールで使用したい

OPENSWIM

この用途で使用する人がいるのか私には想像できませんが、いるのであればOPENSWIM一択しかありません。

このモデルはBluetoothは搭載しておらず、代わりに4GBの内蔵ストレージを搭載しています。このOPENSWIMはMP3プレーヤー内蔵イヤホンです。

仕事でのみ使用したい

OPENCOMM

仕事でのみ、という用途があるのかもちょっとわかりませんが、普段は使わないというのであればブームマイクを搭載したOPENCOMMが最適かと思います。

逆に普段使いも兼ねるのであれば、OPENRUNシリーズやOPENMOVEでも良いと思います。

OPENRUN PROレビュー

耳を塞がない開放感

骨伝導イヤホンの一番の特徴と言えば、音質より何よりまず耳を塞がないという点でしょう。

骨伝導の振動部を耳珠(上画像の赤丸部分)付近に当てて、フックを耳にかけることで固定します。

私の場合、慣れるまでの数日間は押し当てている部分が少し痛くなったりしましたが29gとかなり軽いのですぐ慣れました。

(痛かったと言っても、数時間連続で使用していた時の話であって着用してすぐにというわけではありません)

そして、事務所など周りに人がいる時には効果てきめんでした。

音楽を聴いていても話しかけられたら普通に聞こえますし、もちろんそのまま話すことだってできます

今までは話しかけられたことに気づいたらイヤホンを一旦外して話を続けたり、音楽を停止させる必要がありましたが、骨伝導イヤホンを使うようになってそれらのアクションが必要なくなりました。

トイレに行くときもこれをしてるくらい仕事中は肌身離さないヘビーユーザー!
なま

自然でキレのある音質

初めて音楽を聴いた時にその音質に非常に驚きました。

普通に自分の耳で音楽を聴いているように自然な音の聴こえ方で、スカスカした感じもなくクリアで密度のある中高域で「音が良い」というのが第一印象でした。

耳に突っ込んだイヤホンからの音じゃないから超新鮮!
なま

余裕の長時間駆動

6時間程度は余裕で使用できました

一般的な勤務時間8時間はバッテリーが持たないというわけではなく、私自身の体力的?な問題でそこまで連続使用したことがないというだけです。

公式では10時間となっていますが、仕事で使う程度のボリュームであればスペック通りなんじゃないでしょうか。

5分充電で1時間使えるし、バッテリー切れの心配がほぼ不要!
なま

クリアな声を伝えるマイク

OPENCOMMのようなブームマイクは付いておらず、振動部にマイクが装備されています。(上の画像に見える小さな穴がそれ)

口元からは離れていますが、声が聞こえにくいということはありません。

デュアルノイズキャンセリングの効果がどの程度あるのかはわかりませんが、iPhone付属品のEarPodsと同等のマイク性能です

WEB会議のヘッドセットとして十分使えるレベル!
なま

OPENRUN PROのイマイチな点

低音域に過度な期待はNO

「迫力の低音」という謳い文句ですが、過去モデルと比較してのことであって一般的なイヤホンと比べて同等の低音があるという意味ではありません。

率直に言って、低音はスカスカです

低音が出ると言っても過去モデルとの比較であって、絶対的なものではないよ。
なま

専用の充電ケーブル

できればUSB-Cケーブルで充電できるのが良かったんですけどね。

専用充電ケーブルなのでイヤホンと一緒に持ち歩く必要がありますし、万が一断線したら1,195円の専用ケーブルを購入するしかありません。

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SHOKZ
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形状的に持ち運びはケースに入れるし、そこにケーブルも一緒に収納すればOKかな。
なま

やっぱり値段

税込23,380円、さすがに高いと感じてしまいますね。

個人的な感覚では1.5~1.6万円だったらコスパ含めて超満足な一品かなと思います。

ただ、革新的な技術にはそれなりの対価を支払うことの重要性を加味して考えたら満足です。

どうしても材料費をだけ見て価格の妥当性を考えてしまいがちですが、開発費や人件費・付加価値なども考慮しないと「継続」しないですからね。(最近の日本の物の価値の考え方を本気で危惧しています・・・)

高いけど損した気分には全くならないほど便利なモノではあるからね!
なま

OPENRUN PROのまとめ

後半にイマイチな部分を紹介したので骨伝導イヤホンに対して微妙な感じかと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。

正直なところ、OPENRUN PROはAirPods Proを初めて使用した時以来の感動を味あわせてくれた特別なイヤホンと言えます。

最後に本音で言えば、私の使い方(静かな事務所でBGM的に音楽を聴きながら、たまにWEB会議をする程度)であればエントリーモデルのOPENMOVEでも良かったような気もします。

だって、ボリュームを絞って聴く分には音質なんてほぼ関係ないですからね。

それでは、良いリモートワークライフを!

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